被爆体験伝承講話の現場から


 私は三人の方の被爆体験伝承講話を広島平和資料館で続けていますが、

その内のお一人であの日13歳で被爆した体験者が今年の3月をもって

自ら体験を語ることをおやめになられました。体力をお考えになっての決断と

想像します。あの日から74年、この方の切なる願いである核兵器廃絶はいまだに

実現していません。どのようなお気持ちで体験講話の日々を振り返り決断されたか。


 74年間「武力(ちから)による平和、核兵器抑止力による平和」が日本政府、

アメリカ政府、ロシア政府他多くの国の政府トップに選ばれた安全保障政策でした。

これに対する政策はどのような言葉になるのだろうかと考えてしまいます。

武力(ちから)と核兵器抑止力は分かり易いのです。政策トップの姿勢を変える、

これに対する明確で行動に移つことのできる政策言葉はなんだろうか。

「寛容と協調による平和」「対話と交渉による平和」・・・。私の探求は続きます。

 


 私たちの礼拝堂アデルフォイの菜園は夏野菜でだんだんとにぎやかになってきました。

きゅうりとなすびは既に収穫が始まています。 写真はかわいらしいあかちゃんゴーヤです。

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       2019年6月28日   石谷牧師記

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