牧師メッセージ
牧師 石谷忠之(いしやただゆき)
「空を飛ぶ鳥たち、野に咲く草花を見てごらん。神に養われており清楚に美しく装われている。ましてや私たちと共にいてくださる神は、私たちを恵み幸いな者にしてくださる。」イエスは人たちにこう語り、人たちごとの幸いを作られました。新約聖書を読むと、なるほどその人に必要な幸いが実現しています。
いま、私たちに神が与えてくださる幸いとは何でしょう、あなたは何を願っていますか。
「求めよ、そうすればあなたたちに与えられるであろう。探せ、そうすればあなたたちは見いだすであろう。叩け、そうすればあなたたちは開けてもらえるであろう。(新約聖書マタイによる福音書7章7節)」
神さま、この世を生きる私たち、教会に集う私たち、すべてのひとに与えてください、と私が願っている「幸い」は次の五つの実現です。
それは
ゆるしを知る、
友と出会う、
生活していくちからを回復する、
笑顔が生まれる、
希望を持つ、ということです。
神さまは、あなたが求めている幸い、私たちが願っている幸いを実現してくださいます。
私の説教の留意点は次のようです。
私たちは自分を愛するようには隣人を愛することができない面を持っているのではないでしょうか。そのことが、現実の社会のなかで「いのちの軽視」「いのちを粗末に扱う」に現れていると私は思っています。隣人を愛することができない、ある場合には自分をも愛していない・大切にしていない、そのような私たちにゆるしと愛することへの招きが備えられている。私はこの福音を語り、「私たち自身の、隣人の、そして次の世代のいのちが大切にされるように」まずは自分の生活の場から始めて自分のできることをしていこう、そしていのちを軽んじる動きにはしっかりと声を上げていこう、私はそのようなメッセージを語っています。
どうぞぜひ私たちの集いにおいでください。ご一緒に私たちの「幸い」が実現していくことを実感し分かち合いましょう。