みんなのいのちを守るにはどうしたらいいのか

 2014年の8月は、みんなのいのちを守るために、

わたしたち市民はどうしたらいいのかを考えることに

なりました。

 8月6日ヒロシマ、8月9日ナガサキ、

日本国民、アジアの人たち、連合国の兵士たちにとって

あまりにも遅すぎた8月15日敗戦日、

ハマスとイスラエルとの戦争そしてガザ地区に

流される市民の血、終らぬイラクの惨状、続くシリア内戦、

世界各地でかろうじて命をつなぐ人々、対馬丸撃沈から70年、

福島県では18歳以下296000人から57人の甲状腺癌・

46人が甲状腺癌の疑い・・・、・・・そして広島土砂災害。

 

 戦争、暴力の応酬、憎しみの連鎖、新たに作られる

戦争の火種、私たちの都合で名づけられる異常気象、

各地で続いて発生する自然災害。

 

 私たちが信じている大いなる方はどこにおられるのか。

この問いへの「自分の経験(いま・ここでのこたえ)」を

それぞれに持っておきたいと思います。

 

 私は、私たちがイエスによってしめされ信じている方が、

あの大地震・大津波、自然災害を引き起こしているのではなく、

また、戦争は人間の仕業・繰り返される過ちであり、

私たちが信じている方は、その惨状のただなかに在って、

はらわたをちぎるほどに嘆き苦しみ泣き、その惨状のただなかで

人間のいのちが救われることのために働く者たちとともに働いて

いる。だから私たちは惨状が生まれぬ文化を作りたい、現に

いまある危機に瀕した命を救いたい。

私はこのように考えるのです。考えるだけではなくて、

神と共に働く者でありたいのです。

 

 8月、気持ちを重くする新聞報道が続く中、

それでも私たちの現実に希望を感じる記事をいくつも

読めたことは幸いでした。その中から、8月24日朝刊に

見つけた写真を紹介します。上は広島土砂災害・避難所で

折り紙をボランティアと折る子どもたち、下はみんなの

楽しみの場所動物園の動物たちを守るアルヒシさん。

 

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             (2014年8月26日 石谷牧師記)

 

 

 

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