12月9日の明け方に、私は夢を見て目が覚めました。こんな夢でした。
ひとりの人が釣り糸を垂れています。
私には水中にいるものたちが見えるのです。
水中には、龍、とら、ワニ、へび、熊、ライオン、サメ、
ともかく人間を襲って心臓を食い散らすような恐ろしい動物たちが
うごめきひしめき、いつでも水中から躍り上がって人間を襲うようなのです。
ひとりの人は水中のことは何も見えず、能天気にのんびりと釣り糸を垂れているのです。
なんにも知らないで食べられるのを待っているというような釣り人なのです。
その人はわたしのようにも見えるのです。
なぜそんな夢を見たのか。
たぶん・・・。
12月に入り衆議院選挙の予想を伝える報道にイライラしていました、
前日の8日は真珠湾奇襲攻撃による日米戦争開戦に関する記事を
読み、国の権力者の無謀な暴走をゆるしてしまった国民のありさまを
現在の世相にあてはめ、なにやら暗い気分でした。
国民よしっかりしようよ、というような気分が入り混じった、イライラです。
私は、地震と津波と台風と火山噴火が今後もいつ襲ってきてもおかしくない
日本列島に「原発」は危ないと思います。
あれほどの、そしていつ終息するかも分からぬ福島原発事故を経験した
私たちは、「再稼働」ではなくて別のエネルギーを求め、得ることのできる
エネルギー量に即した経済活動・生活に変わりたい。
巨大なる、人口、その面積、経済力、食糧供給量、核兵器、資源保有量を
持つ国との付き合い方は、お互い戦争はしたくないのだを基調にして、
争いの種を作らない、争いの芽は外交努力で摘む、日頃から友好関係を
深めるに徹してはどうなのか。
国全体のことを考えて行動する人々の層がだんだんと薄くなってきた、
富裕層は現状を肯定し、厚くなった貧困層は今日一日の衣食住に悩んでいる。
このイライラを突き抜けたい。
晴れやかな気持ちになって、自分の仕事に取り組むようになりたい、
クリスマスのメッセージを聞きたい。
次回のアデルフォイの風では、
どんよりとした雲を突き抜けて明るい太陽と青空の光景をご一緒に見たい。
時間をお取りしました。
お読みくださりありがとうございました。
12月10日(水) 石谷牧師記