2014年8月20日未明の集中豪雨により発生した「広島土砂災害」から一年、みなさまからは義援金と支援物資をお送りいただきありがとうございました。ボランティアに来てくださったみなさん、ありがとうございました。私はあのときの気持ちを新たにしたいと考えて災害現場の緑井地区と八木地区を8月29日に訪ねました。写真を中心に報告します。
緑井地区 2015年8月29日(土)
県営住宅では家屋の修繕が行われ、また砂防ダムの築造工事が実施されていました。更地のされたままの敷地と住む人のいなくなった家屋も見られました。土砂災害で亡くなった方々の慰霊碑が作られそこにはかつての家並みが壁画となって描かれていました。
更地となった敷地に、亡くなった方をお参りしたのでしょう、花がたむけられていました。
大きな岩をふたつ立てた門、見事な庭木、庭を散策するための踏み石、そして井戸、このお宅には広々とした敷地に豪壮な日本家屋が建っていたのでしょうか。住まわれていた方の無念さ、残念さを思います。
いつ遭遇するか分からぬ天災と人災です。こうして今日という一日みなで生活していることそのものが不思議で幸いなことなのだと災害現場を歩き思うことでした。私たちの「いのち」と「くらし」を守る主人公は私たちであること、人任せにしないで、できるかぎり自分たち自らが普段から意識して守っていかねばとの気持ちを新たにしました。
(2015.9.1記)
以上