この夏、感動しつつ読み終えた本を紹介します。
『赤ヘル1975 重松清著 講談社文庫』
今年も我らがカープはセリーグ首位を走り続けています、私は残念ながらマツダスタジアムには
行けていないのですが、テレビ、スポーツニュースで応援しています。
この本はカープが初めてリーグ優勝した1975年の、広島の町を舞台にして成長していく
中学一年生の物語です。私は感動し引き込まれながら読み終えました。
ひとつにはリーグ初優勝へのカープの試合運びがなつかしい選手名の活躍を随所に入れて
描かれているから、それいじょうに原爆から30年を経てのヒバクシャの思い、
家族を奪われた者たちの思いが(筆者によく調べられて)語られていく、
そしてそのなかで初々しい三人の少年が心の交流を深めていく、そしてやがて・・・
その姿がいいのです。 一度手にとって見てくださると嬉しいです。
2018年8月3日金曜日 石谷牧師記